中世の部屋 



なんといっても、このジャンルの魅力は、剣と魔法の戦いです。冒険、ダイナミックさにワクワクします。
剣士、魔法使い・・・・なんだか、ゲームの世界に、このジャンルが多いのも、分かります。

これを彩る中世の衣装のうつくしさにも、うっとりするのです。
鎧姿も、重苦しいけど、それなりに素敵・・と、言う事にしておこう(^^ゞ

妖精や、魔法使いなど、昔は本当に存在したのではないかと思うくらい、身近に親しんできたように思います。

善玉悪玉、はっきりしてますよね(^^)、個人的には、悪役魔女好きです♪


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 ハンス・クリスティアン・アンデルセン(デンマーク)
   人魚姫   海の人魚が、人間の王子に恋をします。声を引き換えに、海の魔女に人間にしてもらいます。
  健気で一途な人魚姫。はかなげなようで、この人魚の覚悟と強さに惹かれるのです。
   親指姫   花から生まれた小さな女の子。かえるに攫われ、小さな世界を流浪の旅。
  親指姫を通して、小さな虫や花。ねずみやもぐらの動物の世界を旅する。そんな夢の物語。
   鈴の兵隊   アンデルセンの話って、哀しい話が多いようですね。同じ人形のバレリーナに恋をする兵隊人形。
  せっかく助かって、帰ってきたのに。あのラストは、こども心に、あんまりだ〜とショックでした。
  マッチ売りの少女   クリスマスの夜、街角でマッチを売る少女。でも、泣かせるためだけに書かれた話なら嫌いです。
  哀れんで泣く前に、何かをしなければならないと訴える目的なら分ります。
  みにくいあひるのこ   かわいいアヒルの子の中に、一匹だけ生まれた、見た目の違うアヒルの子の自分探しの旅。
  アヒルのお母さんが、主人公を愛しいと思ってくれるパターンの話が好きです。
  白鳥の王子   魔女の魔法で、白鳥にされてしまった11人の王子たち。一番末の王女エルザが、
  魔法を解くため、イラクサを紡いで上着を編み続けます。イラクサが足りなくて、
  エルザは墓地に入り集めます。それで、魔女の疑いをかけられてしまいます。
 シャルル・ペロー(フランス)
  ねむり姫   誕生の時のパーティーに呼ばれなかった魔女から、おそろしい運命の魔法をかけられる姫。
  国中が眠り、時がとまる。ホラーに思えるのは、私だけでしょうか。起きてきたら恐いって。
  シンデレラ   綺麗な名前かと思ったら、「灰かぶり」という意味だったのですね。「サンドリヨン」とも
  聞いたことがあります。舞踏会に連れて行ってもらえなかったシンデレラ。魔法使いに助けてもらい、
  美しく着飾って、王子様に見初められるという、文字どうりのシンデレラストーリー。
  赤ずきん   病気のおばあさんの家へ、おつかいにいく女の子。途中狼と遭遇し、花を摘んでいくように唆され、
  先回りされてしまいます。ペロー氏のお話は、食べられてしまった所で、おしまい。びっくりでした。
  長靴を履いた猫   「長靴を履いた雄猫」という題名だったそうです。親の遺産として、猫しかもらえなかった
  三番目の息子。でも、その猫が、そんじょそこらの猫でない。切れ者だったのですね。
 グリム
  赤ずきん   こちらの赤ずきんちゃんは無事助け出されますね。道草してはいけないよって、道草するしないの
  問題ではないような気がしますよね。強いて言うなら、森を通ってはいけないよ。だと思うのです。
  狼と七匹の子ヤギ   「お母さんだよ、あけておくれ」「おかあさんの手はもっともっと白いよ」と、狼と子ヤギ達の攻防。
  時計の中に隠れる子ヤギのドキドキ感。子どもが気に入る要素盛りだくさん。
  お菓子の家   森に捨てられた兄妹。ヘンデルとグレーテルの兄妹VS森の魔女。太らせてから食べようは分るけど、
  鳥の骨握らされて「まだ痩せてるね」は、笑ってしまいます。魔女さん、お茶目。
  金色の毛の鬼   若者が王様に難題を突きつけられます。鬼の毛を三本取ってこいと。
  でも、これって、鬼の母親が、やさしい方だったから、よかったんですよね。
  白雪姫   森も、小鳥も大好き。自分の美しさに気づかない、疑いを知らない少女の可憐さと、
  美に執着し、嫉妬する魔女。美への執念が女性を魔女に変えたのかも。
  星の金貨   道で合った、気の毒な人に、自分の持っている物を、次々渡してしまう女の子。少々行き過ぎかなと。
  献身的な感動の話なのでしょうが、小さな子どもに、物をくれと言う方が、おかしいって。
  かえるの王子   かえるにされた王子さま、やさしくしてもらったら解ける魔法なので、一生懸命アプローチ♪
  お姫様が、おてんばで可愛い。蛙が、すごく前向きで、姫とのやりとりが楽しいです。
  ブレーメン   用無しだと言われた動物たちが、ブレーメンで音楽隊になろうと、旅立ちます。その途中の家で、事件発生。
  でも、できれば、初心を貫徹して、本当に音楽隊やって欲しかったなと思います。
  金のがちょう   助けた妖精が教えてくれた木を切ると、中から金のがちょうが出てきます。
  なぜか、磁石のように、次々と人間がくっつくくっつく。連なってキャーキャー大騒ぎ。
  それを見た姫様が、生まれて初めて笑います。笑ってる場合じゃないと思うけど・・。
 イソップ物語
  金の斧銀の斧   湖に斧を落とした正直者のきこりの話。めずらしくイソップ物語の中で好きなお話。
  イソップが嫌いなのではないです(汗)なにせ、お姫様が好きなもので。ビジュアル的に綺麗だから。
 中世の童話
  ジャックと豆の木   イギリスの童話。大切な牝牛と豆を交換してしまったジャック。天まで伸びた巨大豆の木を登ります。
  雲の上には大男の城。よく言われることではありますが・・大男って被害者だったりして。
  三匹のこぶた   イギリスの童話。これも、本当は兄さん豚、食べられてしまうのですって。りんごの話も
  出てきたし、狼と末っこ豚の攻防は、けっこう長い話のようです。
  はくちょうの湖   湖に住む、美しい白鳥の群れ。魔王に呪いをかけられた姫と、その城の人々でした。
  バレエで有名ですね。個人的には、魔王の娘の黒鳥の踊りが圧巻で魅力的でした。
   青い鳥   チルチルミチル兄妹の、青い鳥をもとめての、しあわせ探しのメルヘン物語。
  捜し求めた、しあわせの青い鳥は、すぐそばに・・。
  ハーメルンの笛吹き   ネズミが大発生したハーメルンの町。ひとりの笛吹きが、笛を吹くと、ねずみがついて来る。
  そのまま導かれてネズミは全部川の中へ。ところが、町の住民は、謝礼が惜しくなって、
  笛吹きを冷たくあしらいます。そして、ある日、また町に笛の音が鳴り、今度はネズミでなく、
  町中の子どもたちが、笛の音に、ついていくのです。あの日のネズミのように。


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