星の部屋
太古の昔から、夜空を見ていた人。たくさん、いらしたのでしょうね。 おどろくべきは、その、想像力。大昔から、文才のある方って、いたんですね。 あんまり、夜の星って、遠すぎて、想像力の乏しい私には、ただの小さな光。関わりのない世界に感じていました。 これが、人間の思い。切ない感情と結びついたのは・・・銀河鉄道の夜からかなぁ・・。 星の世界の物語は、逝ってしまったものと、残されたものとが繋がる場所。 おぼろげに、両者の思いが交錯する場所なのかもしれません。 ずっと昔は、もっともっと、降るように星が見えていたのでしょうか。 ギリシャ神話の星座の形など、今見たって、人の形に見えないもの。昔は、見えていたのかな。 |
宮沢賢治 | |
銀河鉄道の夜 | 「ミルクをこぼした様な、あの流れは何だと思いますか」 もう、このフレーズから、一気に宮沢賢治の世界。残されたものが、逝ってしまうものを想う。 逝ってしまったものが、残してきたものを想う。不思議に温かく静かな世界。 赤い蠍の話し。自分はどう生きていくべきかの問いかけをする。でも、そのカンパネルラは、 すでに、逝ったものの言葉。この話の考察や解釈の本。それこそ星の数ほどありますね。 この物語に出会えた人。それぞれ、色々な思いがあると思います。 |
双子の星 | チュンセ童子とポウセ童子は、星の宮で、銀の笛を吹くお仕事をしている、双子の青星です。 お話は2話。蠍と大鳥の争いの話。二人は蠍と大鳥を叱りながらも懸命に、その命を救おうとします。 もうひとつの話は、わるい彗星に騙されて、双子の星は、海におとされてしまいます。 悪い事をして、海に落とされた星は、ヒトデになるとのこと。新入りだ!と、囲まれ、さぁ大変。 真面目で誠実。健気で正義感のある、双子の青星の、お話。 ところで、どちらが、お兄さんなんでしょう。??どちらでもいいですね(^^) |
星座の話 (12星座) |
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牡羊座 | 偽りのお告げでゼウスの生贄となったネベレー(雲の精)の二人の子ども。奪還救出の任務に 金の羊が向かいます。みごとに兄妹を背中に乗せて帰ってきます。その姿の星座です。 |
牡牛座 | ゼウスが白い牡牛に変身して、美しいフェニキアの王女を、さらって、クレタ島に連れて行くのです。 (これは、犯罪ではないのでしょうか〜神様)牡牛座は、その時のゼウスの姿です。 |
双子座 | 仲の良い双子の兄弟、カストルと、ボルックス。ところが、兄のカストルは、弓矢で殺されてしまいます。 兄のいる冥界に行きたいという弟を哀れんで、ゼウスは、この二人を星にしたのでそうです。 |
蟹座 | 勇者ヘラクレスが、九頭の大蛇ヒドラを退治に来た時、ヒドラのために、ヘラクレスと戦った大蟹。 その姿をみて、ヘラ(大地の女神)が、蟹を空に昇らせ、星座にしました。 |
獅子座 | 勇者ヘラクレスが、ネメアの谷に住む、獅子を退治しました。その、戦いを記念して、 ゼウスが、獅子の姿を星座にしました。ヘラクレスの冒険の旅の逸話の一つです。 |
乙女座 | デメテル(耕作実りの女神)の娘が、さらわれて、冥界につれていかれました。ゼウスの口利きで、 年の3分の2、娘は戻され、その時は温かく、後は冬。乙女座はデメテルの姿だそうです。 |
天秤座 | 最後まで、人間を信じて助けようとしたアストレア(正義の女神)でも、おろかな人間は、また、 戦争を始めてしまいます。天秤座は、善と悪を量る、アストレアの姿です。 |
蠍座 | ヘラ(大神ゼウスの妻)は、「地上の獣を全部射止めてみせる」などと、高慢な事を言ったオリオンに怒り、 蠍に毒針で刺すよう命じます。オリオンは、蠍に刺され、蠍と共に、空へ昇り、星座になりました。 |
射手座 | 勇者ヘラクレスの放った毒矢が、誤って、半人半馬のケイローンの膝に当たってしまいます。 不死身なので苦しみが終わらず、とうとう不死を放棄して、星座になりました。 |
山羊座 | デュフォンという怪物に追われて、あわてて変身して逃げようとした神様、バン(牧神)は、 あんまり慌てたので、半分山羊、半分魚の姿に変身してしまいました。この姿が山羊座です。 |
水瓶座 | 美少年ガニメデスは、ゼウスに、神々の宴会でお酌をするよう、つれてこられます。 神々に、お酌をして回っている、その姿が水瓶座です。 |
魚座 | 怪物デュフォンに追われたアフロディーテ(美の女神)と、その息子エロス(愛の神)は、川に飛び込み 魚に変身しました。離れないように、頭と尾を、リボンで結んだ姿が魚座です。 |