中国の昔話。「二人の小仙人」より


不思議な鳥が運んできた種から、綺麗な蓮の花が咲き、
その花に引き寄せられるように、綺麗な箱が流れてきました。

やがて、蓮の花と箱の中から同時に同じ姿をした童子が生まれました。
蓮の花から生まれた子を「荷」(か)、箱から生まれた子を「盒」(ごう)と言いました。

魚や小さな生き物の言葉が分かり、村人に話して聞かせ、楽しませてくれました。

ところがある日、都の偉い人が、その話を聞きつけ、
不思議な話を自分だけに聞かせるようにと、独り占めにしようとしました。

二人は、姿を隠しました。
おこった都の偉い人は、二人は怪しい妖怪だと、あらぬ噂を流し、村人たちを惑わせ、
ふたりは、その様子が哀しくて、いなくなってしまいました。


でも、それからも人々は、子ども達がケンカをしたときなど、
この二人の絵の前に連れて行き、仲直りをさせるのだということです。

ふたりの名の「荷」(か)と「盒」(ごう)から、
「和」と「合」、「和合」という言葉ができたそうです。








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