小川未明氏の童話「月夜とめがね」のイメージ画です。

月夜の晩に、指を怪我して訪ねてきた少女。
薬をつけてあげましょうと、おばあさんが眼鏡をかけてみると・・
少女は「胡蝶」でありました。
月夜の晩は、蝶が訪ねてくるという話があるそうです。

この少女(胡蝶)は、綺麗な花が咲く、おばあさんの庭が大好きで、
こんなに花を慈しんでらっしゃる方なら、助けて下さるかと、訪ねてきたようです。

未明氏の童話は、悲しい童話が多いように思いますが、
この話は、不思議で、やさしい話ですね。
なぜか読んでいて、この蝶は、疲れているように感じてしまうのはなぜでしょう。
「月夜」「秋」「蝶」「はかない」と連想してしまうからでしょうか
未明氏だからと先入観があるのかもしれません(^ ^;)ゞ


未明氏の童話は、「こんな可哀想な子がいたのだよ」とか、
「こんなひどい町があって、町の人は冷たかったんだよ」とか
弱い人、哀しい人を描いて
社会のありかたを、やさしく説いて気づかせてくれるような書き方をされるのかなと感じます。


※「胡蝶」の色模様は私の勝手なイメージ画ですm(_ _)m