穏やかな凪の海



小舟さえ揺れる事も無く
景色を楽しみながら糸の先に気を集め
ほんの小さな変化に一喜一憂


間合いを取って「勝負!」
「クンクン」「ツンツン」「ぶるぶる」「グングン」「ガンガン」
反応は違っても楽しみは同じ


されど相手は命懸け
ユックリと海面に姿を現し

自分の許へ引き寄せられるか
それとも一瞬の隙を突いて逃げおおせるか



本日最初の「勝」を得て飲む缶ビール

イヤイヤ、「勝」ではなく「生」である


日頃のイライラを忘却しモヤモヤが霧消する
日常の全てが小さな事に思える
全ては相手の命のお陰


さて、もう一勝負・・・

勝負に疲れた今夜はお前で一杯

感謝感謝の至福のひととき
奥と娘に自慢して冷やかされるのもまた好いか

天の恵みに感謝を捧げ意識は明日までさようなら








釣キチ石さまが、BBSに書き込んで下さった詩です。
inabaは、海や船に縁がなく、想像する事しかできませんが、
海、命、家族、恵み、
石さまの、あたたかで広いお人柄が伺えるようで、
おねだりして、UPさせて頂きました。


石さまのサイトはコチラです♪



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